以前より、セーラー服上着にスラックスを着用していましたが
セーラー服自体に違和感があった子供は、新学期より学ランの着用を希望しました。
学校に問い合わせた所
「2023年度4月より制服は男女の性別を問われず、どちらでも着用できる」
しかし、今までのスラックスは着用できず
・「標準学生服の学ラン上下」
・「装飾のない幅3cm程の黒ベルトをしめる」
・「今までの男子制服の規則にならう」
・現在着用のスラックスは裾が狭まっているから
・セーラー服上着には今までスラックスで可
そして、着用したい学ランをチェックするので学校に持参する様に言われました。
スラックス着用不許可について質問の手紙を送り、改めて電話でお話した内容です。
学校→スラックスはダメってお伝えしましたよね?
私・お聞きしましたが、了解できかねる点を手紙でお聞きしました。
私・スラックスは以前に許可頂いているのに、なぜダメ?
学校→色が合わないから
・セーラー服上紺色、スラックス黒色でしたが?
→それはセーラー服の場合。学ランは上下セット。標準学生服の札が付いてないといけない。
しかし現在はネットで買う方が多く、付いてない場合もある。その場合はチェックしている。
・改めて購入するのは経済的に負担。
→コロナ前はバザーがあった。今も貸出用があるので貸し出しましょうか?
・ベルトは学ランで見えないし、ベルトは絶対必要?
→ベルトがないと腰パンになる。ボンタンや変形ズボンをはくようになる。
・ベルトがあっても腰パンにできるが?
→ベルトをしめるように言えるから。
・身体的に男性と違い女性はトイレで手間がかかる。女性の学ランはベルト強制を再考しては?
→スーツではベルトをしている。女性もする。
・この学校で、身体的に女性の生徒が学ランを着用する事は今までありましたか?
→初めてです。
・では、新しい校則ですし当事者の意見を聞いて、柔軟に考えていただけませんか?
→……検討します。
以前対応して頂いていた教師が転任したので、「今までスラックス着用した女子はいたか」という質問に「個人情報だから答えない」といった木で鼻を括ったような返答はありませんでした。しかし、ベルトがないと腰パンを注意できず、ボンタンや変形ズボンが溢れるという恐怖感はいつまであるんでしょう。
他に学ランを着た場合、着替え場所についてどうするか相談されました。
一人で着替える場所を提供していただけるようでしたが、本人の希望と周りの反応をみて決めると言うことになりました。
他の女子が、気持ち悪がったり怖がったりするかもしれないとの恐れがあったが、登校初日は驚きとカッコイイとの賞賛のみで意外に大きな反応はなかった。最近の教育の成果を感じます。
今回の「学ランを着たい」という希望を叶える活動の中で、子供が言った言葉。
「こんな大事になるなんて。学ランが着たいだけで、私は私。何も変わってないのに」
「意見を言うのって、わがまま?」
悲しくなる。「わがままな意見」はあるけど、「意見を言うのはわがまま」じゃない。だから意見は言っていい。話し合いだ。
校則は学校の管理のものじゃない。生徒のためのものだから。