はとり中学校⭐︎校則問答

名古屋市の公立中学校の校則見直しを求めてのやりとり 2022年度

あえて校則HP公開 1 〜制服

文部科学省も提言し名古屋市教育委員会も促している、校則HP公開。学校はあえて校則をHP公開しないそうなので、私があえて校則を公開しようと思います。

学校から配られた資料と生徒手帳、私が個人的に体感・聞き取りした物を合わせて、今までの記事をまとめます。男子は実体験がないので補足が少なくなっています。追記が多くなるかと思います。

 

自分の頃もそうだったし、こんなもんだと思ってしまう。校則に無いのに何となく決まっているものとか。でも、この校則の目的はなに?何でこんな不自由しないといけないの?この校則の理由は何?何で?と問いかけ考える助けになると嬉しいです。

校則は生徒の物です。

また、友達や尋ねる知り合いもいなかった1年前の私。何か、新一年生の為になるといいなと思います。

 

学校の入学説明会で頂いた資料と生徒手帳より-------------------

⑴  制服

男子

・黒のつめえり標準学生服の上下、中に白いカッターシャツ、えりには白いカラーをつける(ラウンドからーも可)

・夏季は、白の半そで開襟シャツ

・中着はカッターシャツ(夏服では、開襟シャツ)の下に着用。色は白色または肌色とします。

 

女子

・紺のセーラー服とスカート

・夏季は、白の半そでセーラー服

・セーラー服のえりは、幅5mmの2本の白線(5mmおき)をはしから2cmはいったところに縫いつける。

・スカーフは、インクブルー(学校指定のもの)

・スカートの丈はゆか上30cmで、膝頭が隠れる長さとし、ひだの数は28本を標準とする。

・中着は制服の下に着用。色は、冬服の場合は白・黒・紺・茶・灰・肌色とし、夏服や体操服登校の場合、白色または肌色とします。

 

 

・男女とも、中着を着用することを原則とします。男女共通として、中着については、丸首やVネックを原則とし、ハイネック・タートルネック類は禁止です。商標程度のワンポイントTシャツも可とします。

 

・ベルトは男子は黒、女子は黒か紺で、幅3cm程度、かざりのないものをもちいる。

 

・名札は、男女とも黒または紺地の台布で、布ポケット上部に安全ピンでとめるか縫い付けます。(安全ピンは、色のついてないもの<銀・白・黒>とする)

・生徒手帳と名札は、入学式後に配布します。

・校章は入学式までに購入してください。(学級章は、入学式当日に業者より校内販売します)

 

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<個人的補足>

まず「中着」とは素肌に直接制服を着ないため、制服の下に着る物。ブラは含みません。体操服の下にも着用しないといけません。

・校則に記載がある割に、「保険だより」では「着用のお願い」という形で書かれています。

・「汗を吸わせるため」という理由です。

・制服販売店で専用の中着も勧められますが、別に指定ではありません。

・肌色という表現は改正されるはずです。

・中着の色指定はもっと幅広くなっていくでしょうが、現状の指定色でも幅広くグラデーションを認められます(茶色なら赤茶・薄茶・焦茶等)。また微妙な色でも、販売店で「〜ホワイト」「〜ブラウン」とあれば学校側は認めるようです。なぜか、赤と緑系は認められないそうですが、明らかに真っ赤とかでなければ「お店では茶色で売ってた」といえば通るようです。

 

・女子生徒は制服をまくって中着の色を確認されます。自分でまくって同性の教師が確認する様になりました。普段見えないのに、まくらせてまで見るって必要?

 

※夏季制服の中着色は透けないように「白色と肌色」のみ。透けない色である濃色も着用できるようお願い中です。

 

・女子のスカートは夏冬共通で使用できます。

・スカート丈を膝立ちさせてチェックする事は無くなりました。

・女子は理由を問われず、黒か紺色のスラックスを着用することができます。男子の制服ズボンではなく、量販店で買った物でも可能。事前に学校に提出して検査(男子ズボンに似た形状か)を受けます。証明書や申請書・許可証等はいりません。始業式や終業式の際にスカート着用を強要する予定はないそうです。スカートに戻す事も自由です。

 

・校門でチラシを配っていた3つに制服販売店に行きました。1番大きな販売店は、クールに説明をしてくれるので、いろいろと説明を聞いて吟味したい私には合いませんでした。また、他の学校の物も扱うので、商品知識が薄く感じました。

 

・名札の台布は制服販売店でサービスされました。

・名札の安全ピンは学校で配られました。

・小学校で使用していた透明名札入れに入れている生徒もいます。

 

 

セーラー服って元々は水兵の服で、活動に適した実用性が高いものだったはず。

今は、水中から助け出される事も三角巾が必要になる事もそうそうない。デザインだけ残った。ズボンじゃなくヒダスカートだし。

制服に導入された当時の写真を見ると、上着の丈も長い。

現在では上着丈は短くなり、動くとすぐに胴回りが出る。冬は寒い。男子の丈はあんなに長いのに。

襟も夏は暑いし、リュックを背負うと曲がってしまう。スカーフは700円する割にカサカサで質も悪くひらひらして、しょっ中直さねばならず汚れやすい。引火の可能性も高まる。

スカートも広がりやすいので、気を配らなくてはならない。

現在のセーラー服は郷愁とイメージのみの欠陥制服だと思う。

でも強制される制服ではなく、「かわいい」とか「オシャレは我慢」の精神で着るのは自由。